クレジットカード現金化は財テクで利用できる?財テクの解説や続けるコツについて解説

財テクという言葉があります。
これは効率よくお金を運用するテクニックのことで財産を運用などで増やしていきます。
実はそういった財テクはクレジットカード現金化も入るのでしょうか。
今回は財テクについて解説し、クレジットカード現金化も財テクなのかどうかについて紹介します。

そもそも財テクとは?


最初に財テクとは何でしょうか。
ここでは、「財テクの意味」「気軽にできる財テク」「クレジットカード現金化は財テクにに利用できるのか」についてお伝えします。

まず、財テクとは財務テクノロジーの略です。
簡単にいえば、手元の財産を運用して増やす方法が財テクです。
今は投資や資産運用という言葉の方がなじみ深い言葉になっていますが、かつて(バブル期)はこの耳慣れない財テクの方がよく利用される言葉でした。
財テクという言葉がもてはやされた時期は日本全体の経済が急成長していた時期であり、手元に多くのお金がありました。
実際に企業も本業ではないリゾート開発などに投資をしたりしていたようです。
一方、個人では借入をして土地を買った不動産投資をしたり、株を購入したりして財テクと呼ばれる活動をしていました。
しかし、このような状況も長くは続かず、バブル崩壊によって資産価値は下落、投資に使った借金だけが残り不良債権と呼ばれるものとなりました。
クレジットカード現金化を財テクに使う場合、このような状態にならないように利用することが重要なのです。

少額で始められる財テクも多いといえます。
ここまでで財テクと言えば、投資などをイメージできた方も多いはずです。
投資というとお金持ちがするようなイメージを受けるかもしれません。
しかし、実際は少額でも財テクとして活用できるのです。
しかもバブル崩壊のようなリスクの大きいものではなくローリスクでできるものも少なくないのです。

このような背景を持つ財テクですが、クレジットカード現金化は財テクなのでしょうか。
結論をいえば、間接的に財テクになるということです。
その方法は後述しますが、直接財テクの形で利用できないものの、間接的な方法を使うことで財テクが実現できるのです。
次の項目ではどのようなものが財テクなのかを紹介し、その後クレジットカード現金化を利用した間接的な財テクについて解説しましょう。

個人でできる主な財テクとは?

個人でできる主な財テクとは?
ここでいったんクレジットカード現金化の財テクから話題が離れて、そもそも財テクとは具体的にどのようなものなのか、個人でできる次のような方法を紹介しましょう。

  • 財形貯蓄
  • 住宅ローンや保険の見直し
  • iDeco
  • NISA
  • 個人向け国債
  • ポイント投資

まず、財形貯蓄とは会社員が利用できる財テクです。
給与の天引きで積み立て貯蓄ができる方法で、利用が自由の一般財形貯蓄や財形年金貯蓄、財形住宅貯蓄などがあります。
利息も貯金より高いのと数千円から始められるので、会社員の方は検討してみるのもおすすめです。

ある意味、住宅ローンや保険など固定的な支出を見直すのも財テクになります。
必要保証額が低くなっている場合は保険金の金額を減らしたり解約して、その浮いた金額を他の財テクに回すという方法が有効です。
また、住宅ローンも金利が低下した場合は、新たな借り換えをすることで返済総額が減らせる場合もあります。

個人向け国債は、1万円単位で購入できる国の借金です。
半年ごとに利子が受け取れるうえ、元本割れと言ってもともとの価値が失われないという魅力がある資産です。
満期まで保有すると投資額がそのまま返ってくるメリットもあり、財テクのローリスク資産の代表的なものとしてよく購入されている資産になっています。

iDeCo(個人型確定拠出年金)とは、個人でできる年金制度です。
5,000円から積立投資をして運用し、原則として60歳以降に運用資産を取崩して一時金や年金の形で公的年金に上乗せして受け取れるメリットがある財テクで、運用で得た利益が非課税、つまり無税で利用できるメリットがあります。
さらに年金として受け取っても税金がかからないので、受け取り時もお得というメリットの大きい財テクです。

NISAも今紹介したiDeCo(個人型確定拠出年金)のように投資へかかる税金が優遇される財テクです。
NISA口座という特別な口座を作り、そこで得た値上がり益(キャピタルゲイン)や配当・分配益(インカムゲイン)に税金がかかりません。
もともとの株式投資では20%以上の税金がかかるので、それを考えるとかなりお得な財テクといえるでしょう。
上限も個人レベルでは申し分のない金額で、一般NISAは年間120万円まで、つみたてNISAは年間40万円まで投資できます。

最後のポイント投資とは、メジャーなポイント、たとえばポイントや楽天ポイント、Pontaポイント、Tポイントなどを株式購入などの投資に利用できる方法です。
ポイントを利用したものなので気軽にできることや数百円から始められるものもあるなど、とても敷居の低い財テクとなっています。
クレジットカード現金化を利用した財テクでは、このポイント投資に注目したものが有効なため、次の項目で詳しくお伝えしましょう。

クレジットカード現金化を財テクとして利用するには?

クレジットカード現金化を財テクとして利用するには「ポイント投資」「ポイントでギフトカードを買って転売」が有効です。
クレジットカード利用だけなら、財テクの支払をクレジットカード払いにすれば済みます。
一方、クレジットカード現金化を財テクとして利用する場合は、ポイントを利用してポイント投資に使うというのがおすすめの財テク方法です。
クレジットカード現金化をすれば、その副産物的なものとしてまとまったクレジットカードのポイントが付与されます。
このポイントをポイント投資に充てるのです。

具体的な方法として、クレジットカード現金化を行ったあと、利用分の支払いを行います。
すると、ポイントがかなりまとまって入ってくるので、そのポイントを受け取りましょう。

クレジットカードのポイントをポイント投資に利用できるポイントに交換します。
現在、ポイント投資に利用できるポイントは次のようなポイントなので、それらのいずれかのポイントに交換しましょう。

  • Tポイント
  • Pontaポイント
  • Vポイント
  • 楽天ポイント
  • LINEポイント
  • dポイント

楽天ポイントやdポイントはクレジットカードの種類によって変換なしで利用できるので、それらのカードとクレジットカード現金化を利用した財テクとは相性がいいといえるでしょう。
いずれかのポイントを取得したら、ポイント投資ができる証券会社に口座を作ります。
基本的にポイント投資ができるのはネット証券ばかりなので、ネット証券を契約して利用する形になります。
契約をしたら、そこで投資信託、国内株式、CFD(株価を数値化したものなどの金融商品)をポイントで購入しましょう。
注意点として、FXやバイナリーオプションは知識や運などが左右されやすいので、今紹介した金融商品をポイントで購入するのがおすすめです。

次にポイントでギフトカードを購入して転売する方法を紹介しましょう。
Amazonギフトカードやアップルギフトカードは、クレジットカードのポイントで購入できる場合があります。
これらをクレジットカード現金化で得たポイントで購入するのです。
そして、専門の買取サイトを利用してギフトカードを買い取ってもらえば、時期がズレるものの、クレジットカード現金化で得た現金と共にギフトカード買取の現金が得られる仕組みです。

このようにクレジットカード現金化で得たポイントを原資にして財テクに役立てるのがクレジットカード現金化を利用した財テクです。

財テクを続けるコツは?

財テクを続けるコツは?
財テクを始めても最初は利益が少ないため、途中で断念してしまう方もいます。
しかし、複利効果と言って増えた分をまた投資に回すことで初めて財テクの効果が出てくることを考えると続けることがとても重要なのです。
ここではクレジットカード現金化を利用した財テクの続け方について解説しましょう。

まず、目標額を設定します。
ポイントを利用するものなので、1億円貯めるといったことは難しいですが、数十万円、数百万円といった目標を建てるのがいいかもしれません。
もちろん、数百万円もの利益を狙う場合は、クレジットカード現金化で得られたポイント投資だけでは難しいので、他の投資も組み合わせるようにしましょう。

次に運用結果に一喜一憂しないということです。
クレジットカード現金化を利用した財テクは資産価値が増えたり減ったりする株式や国債などの資産投資です。
そのため、資産額を見たら減っていたリ、あるいは増えていたりといったことは四六時中あります。
そのたびに一喜一憂してしまうと、継続するモチベーションが得られません。
ただ、大きな損失が出ないように、株価の暴落などがあった場合はすぐにチェックして資産の引き上げなどをできるようにしておきましょう。

最後が知識をつけることです。
クレジットカード現金化で得られたポイントで行うポイント投資は、主に株式などに投資する方法です。
そのため、どのような投資なのかある程度知識をつけたうえで利用することが重要と言えます。
ポイント投資はいくらから現金として出金できるのかといった点も注目しながら利用すると、価値が上がったタイミングで現金化してお金を得られるでしょう。

これらの方法を活用して財テクを続けることが重要です。

まとめ

財テクとは、手持ちの資産を運用して増やす方法です。
一見クレジットカード現金化と関係のなさそうな方法と思われがちですが、今回紹介したようにクレジットカード現金化で得られたポイントを利用すればいくつかの財テクが利用できます。

また、余裕がなくとも現金で少額の財テクもできるので、クレジットカード現金化で残った現金を少額投資してみるのもおすすめです。